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九州大学が使用しているベクター技術について

日本発の新コンセプトベクター センダイウイルスベクター(SeV)

世界が直面しているこの大きな技術的障壁を打破するため、バイオベンチャーである(株)ディナベック研究所(現在はディナベック株式会社)は、全く新しいコンセプトに基づくベクターの開発に取り組み、実用的レベルの性能と安全性を持つベクターを生み出すことに成功しました。それが、センダイウイルスベクター(SeV)です。

センダイウイルスベクターの電子顕微鏡写真と模式図

SeVは、これまでのベクターを圧倒的に凌駕する遺伝子導入・発現効率(アデノウイルスベクターの100倍以上)を示し、さらにヒトへの病原性のないウイルスを用いているために、安全性が非常に高いことが特徴です。

センダイウイルスベクターの遺伝子発現様式図

さらにこれまでのベクターは、導入された遺伝子が染色体遺伝子にキズを付けるために白血病などの副作用が起こるのですが、SeVは染色体が存在する細胞の核とは無関係に細胞質で遺伝子を発現するため、白血病などを起こす危険性は全くありません。

これまでのベクターの遺伝子発現様式図

SeVの実用化に向けて

SeVの実用化(患者さんへの治療製剤化)に向けてこれまで以下を推進して来ました。

医薬品と同等の品質(GMP国際基準)生産技術の開発

世界的に有数の臨床用ベクター生産実績を持つ、BioReliance社(英国)へ技術移転を行い、2年を掛けてSeVの大量生産と品質の確保に成功しました。

BioReliance社(英国スターリング)
BioReliance社(英国スターリング)

GMPベクター生産風景
GMPベクター生産風景

実験室レベルから、GMP生産に対応した大規模生産系へのイメージ

米国FDAガイドライン準拠安全性試験

国際的に最もプロトコール数、症例数の多い米国FDAのガイドラインに準拠し、ラット・サルによる多数の安全性試験を実施しました。これらの結果、重篤な副作用は全く検出されなかったことから、SeVの高い安全性が示唆されました。

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